Excel/Access

サブタイトルは「テーブルを使ってください、お願いします。」本当に大事なことに目を向けよう。

『データの種類って何ですか?』Aさん

\まずは3種類を押さえましょう/


 

概要

この「データの種類」という考え方。あまりに基礎なんで、よく見ます。
どのテキストにも載ってます。
あまりに基礎なのにけっこう意見が分かれます。
どのテキストにも載ってる同じテーマで、回答はばらつくんですね。
因みに"1番よく見る"回答は、
「データとは、文字列と数値の2種類に分かれます」というものですが、
個人的にこれは直観に合いませんでした。

まず「データ」とは、単にセルに入力されているものではありません。
"運用可能"なものに限ってデータと呼びます。
(”運用とは?”に関しては、基礎を学びながら身につけましょう。)
セルに入力されているものの中でも、
データと呼べないものも存在するわけです。

ここはセルを扱うエクセルユーザーとしては知っておかなければなりません。

support.microsoft.com



まず2種類「定数」か「数式」

定数
固定値とかベタ打ちとか呼ばれますが名前は何でもいいです。
これも2種類に分けられ、それが「文字列」「数値」です。

数式
数式とはエクセル特有のもの。
"定数とは性質が違うものが別にある"という認識ではじめはいいです。



「文字列」「数値」

ここではまず、文字列と数値の違いについてです。
1.配置
セルに入力したとき、
文字列なら左寄せに、数値なら右寄せとなります。

2.演算ができる・できない
エクセルではよく「計算」という言葉がでてきます。
そしてエクセルの計算は「足す」「引く」などの四則演算だけではありません。
ただここでは四則演算のみの話をしたいので敢えて、演算としています。
文字列は演算ができません数値は演算ができます。


「文字列」「数値」(例)


「単価」を「個数」でかけ算、その結果を「金額」として表示するものです。
まずエクセルでは、
1つでも「文字」が含まれているセルは「文字列データ」として扱います。
そして文字列は演算ができない。
つまりC列の演算結果は、
A列「数値データ」 × B列「文字列データ」 = C列(計算ができないエラー)

G列の演算結果は、
E列「数値データ」 × F列「数値データ」 = G列(正常)

となっているわけです。
エラーについては別の記事にしますが、演算が上手くできていないことはわかります。
このような「演算目的の数なのに、演算できないもの(B列)」はデータとは呼べません。
ユーザーの誤入力です。

もちろん実務では「○○個」のようにしたいケースはたくさんあります。
そんなときは「数値」を入力、
「セルの表示形式」機能を使って“個を表示"させます。
セルの表示形式についてはまた別の記事で。


「数式」

既にでてきたC列とGには演算結果、つまり数式が入っています。
表示は見ての通り200ですが、ただの200ではなく数式の結果による200です。
ここ、数値とは違います。
"違う"と思っていた方が後々の理解もしやすくなります。
だから、まず「定数」と「数式」なんです。
数式については別の記事で改めてまとめます。





このブログに関して↓

eee-1048576.hatenablog.com