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サブタイトルは「テーブルを使ってください、お願いします。」本当に大事なことに目を向けよう。

『なぜINDEX×MATCHは嫌われるのか?』



 

嫌われるとは?

前回あるあるを書いてみましたが、
今回はそこで出てきた「INDEX×MATCHの組み合わせ」の話を真面目にしましょう。
いつもに増して主観が色濃く出ます。
いつもと同様、内容が正しい・間違ってるかは自身で考えてみてください。

このINDEX関数とMATCH関数の組み合わせは実務ではよく使われました。
細かい説明はしませんが要は、2つの関数を組み合わせてセルを参照します。
これを「INDEX×MATCH(インデックスマッチ)」と呼ばれる、というもの。
前提としてこの使い方自体が嫌われているわけではありません。
この使い方を覚えた人の一部が"やや問題視されちゃう"ということです。
個人的に若い人の方がこの対象になる傾向がある気がします。
では、3つの観点から紐解いていきます。また3つ目が最も重要です。


1.VLOOKUP関数と比べるな!

問題視されちゃう人の最も多いのが「VLOOKUP関数批判」でしょう。
INDEX×MATCHを覚えた途端、VLOOKUP関数に対して過度にネガティブになります。

「VLOOKUP関数で出来ないことをINDEX×MATCHなら可能です!」
という見出しが非常に多いのは確かですが、これ考えてみて下さい。

「1個の関数で出来ないことを関数の組み合わせなら可能」というのが本質的な解釈。
「VLOOKUP関数の上位互換的なものがINDEX×MATCH」では全然ないです。


2.INDEX×MATCHって20年前の話!

この2つの関数が実装されたのは約20年前。
同じ年には日本で初代iPhoneが発売されています。
"初代iPhoneのTipsを令和で主張することの価値"は、1度考えた方がいいでしょう。
因みに、「VLOOKUP関数で出来ないことをINDEX×MATCHなら可能」という類いのもの。
このほとんどがINDEX×MATCH使わなくても可能です。
昔からやり方は何通りとあるわけです。
もうXLOOKUP関数が実装されてからもしばらく経ちました。


3.ダニング=クルーガー効果

ここからが大事です。INDEX×MATCHは忘れてください。
「ダニング=クルーガー効果」とは、
能力や専門性や経験の低い人は自分の能力を過大評価する傾向がある、
という認知バイアスについての仮説である。
また、能力の高い者が自分の能力を過小評価する傾向がある、
という逆の効果を定義に含めることもある。(引用:Wikipedia)
つまり…
「ちょっと勉強したとき、途端に自分を過大評価する。

もっと勉強を進めると、自分を過小評価する。という現象」と思ってください。

(この効果自体の賛否はスルーします)
この名前自体は知っている人もいるでしょう。
今回は、INDEX×MATCHを皮切りに書きました。
「私VLOOKUP嫌いなんですよね~。INDEX×MATCH使うんで。」という人、
正直たくさん知っています。こういう現象が起きてしまうのが人間です。

エクセルとか、ビジネスシーンとかに限らず、日々のアップデートが大事。
「今、最適解のものが1年後には変わってる。」
これはこれで大変ですがそっちの方が健全だと、私は思います。



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