Excel/Access

サブタイトルは「テーブルを使ってください、お願いします。」本当に大事なことに目を向けよう。

『コピーを正しく使おう(前半)』

\"何を"コピーしてますか?/



 

概要

コピーは知っての通り「機能」の1つ。みんな使います。
それなのにコピーを理解してる人に、私は会ったことがありません。
というかどこにも載ってません。
コピーの仕組みについては次回以降の(後半)というタイトルでまとめます。
(正直、知らなくても支障ないです。)
今回の(前半)では、もっとシンプルな話。

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"何を"をコピーするか

「こっちのセルの“何を”コピーして、あっちのセルに貼り付けるのか」

左のセルを別のセルに“そのまま”コピーすると、“何が”コピーされるのか?
まず"1000"という数値データ。
他にも3桁カンマ、黄色の背景色、外枠罫線などのすべての書式。
さらにここでは書ききれない程の情報がコピー先へ貼り付けられます。
これがコピーであり、エクセルの仕様です。




貼り付け

実務では「コピー元の”すべての情報”はコピペしたくない」ということもあります。
理由は大きく2つ。
1つは、コピー元のすべての情報を知っている状況があまりないから。
もう1つは、すべての情報をコピペしたら余計な情報も付与されかねないからです。

「値」「書式」の2つの貼り付けは覚えます

実務では「コピー元の”値を”
”書式を”コピーしたい」ことが多いです。


まずはこの2つを覚え、それから必要なものを加えて覚えていけばいいです。
(実際は数種類覚えるのがマストです。)
この貼り付け方法はいくつもあるので、慣れたやり方でいいです。
兎に角「形式を選択して貼り付け」ダイアログ。これをたくさん使ってください。

 

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ブックを壊す”余計な情報”

コピー元の情報がコピー先へ貼り付けられる。
「値だけ貼り付けたら、空白に対して値を上書きして貼り付ける。」
「セルすべてを貼り付けたら、すべての情報を上書きして貼り付ける。」
「コピー元の情報を、コピー先の情報に上書きしている」ということです。

また書式が上書きされるということは、
書式に関する機能も上書きされ、元の設定は削除されます。
書式に関する機能とは前回の「表示形式」や次回以降やる「条件付き書式」など。
「表示形式(や条件付き書式)がいつのまにか消えてる!」なんて、よく聞きます。
ここではセルのコピーを通して考えましたが
入力作業でも、機能を設定するときにも、
セルで何かする際は必ず書式の仕組みがついてまわります。
書式を気にしないでセルを触ることはあり得ません。



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